【お墓・仏壇】「梅雨どきこそ要注意|お墓と仏壇の『湿気・カビ・劣化』対策と、無理なくできるお手入れ習慣」

【お墓・仏壇】「梅雨どきこそ要注意|お墓と仏壇の『湿気・カビ・劣化』対策と、無理なくできるお手入れ習慣」

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雨が降り続く梅雨の時期には、湿度が高くなるものです。お墓や仏壇も、この「湿度」の影響を受けます。

そこでここでは、「梅雨の時期に起こりやすい、お墓と仏壇のトラブル」「お墓や仏壇をきれいに保つために、梅雨の時期にしておきたいお手入れ」について解説していきます。

梅雨の時期はお墓に水アカや雑草が生えやすくなる

現在の墓石は昔の墓石に比べて、メンテナンスをしなくてもある程度きれいな状態が維持できるようになっています。

しかしそれでも、

  • 水アカ問題
  • 雑草問題
  • 地盤のゆるみ問題

が起きることもあります。

それぞれ見ていきましょう。

・水アカ問題

屋外に設置してあるお墓は、雨水で水アカが発生する可能性があります。雨水は空気中の汚れを含んでいるため、飲み水に比べてお墓へのダメージを与えやすいのです。加えて梅雨の時期は雨がよく降ることから、水アカが発生しやすい状況にあります。
一度水アカがついてしまうと、落とすのはなかなか困難です。そのため、基本的には「水アカがつかないように予防すること」が重要です。1週間に1度程度足を運び、お墓の水分をよく雑巾でふき取りましょう。
もし水アカができてしまった場合は、お墓の汚れ専用のクリーナーを使って磨いていきます。なお石によって使うべきクリーナーは変わってくるので、墓石を購入した店舗に事前に聞くのが一番よいでしょう。
購入した店舗がわからないもしくはすでに閉店している場合は、お墓専用のクリーナーを取り寄せたうえで、目立たない場所を拭いてみて、異常がないかを確認してから全体を磨くようにします。

・雑草問題

梅雨の時期~夏の時期は、雑草が非常に元気になる時期です。雑草はそのままにしておくと、自分たちの墓地を荒れるだけでなく、隣の墓地などにも迷惑をかけます。雑草の種子が飛んで行ったり、生い茂った雑草が隣の墓地まで広がったりするからです。
近場に住んでいるのであれば、定期的に草むしりをするのがよいでしょう。雨の翌日は土も柔らかくなっているため、草むしりがしやすく、おすすめです。
「だれも近くに住んでいない」「忙しくてなかなかお墓のお手入れにいけない」という場合は、除草シートや玉砂利を敷き詰めるとよいでしょう。ある程度お金はかかりますが効果は高く、草むしりから解放されます。

【草対策早見表】

DIY 業者に依頼 効果の持続期間
除草シート 数千円~10000円 10000円~30000円 数か月~半年
玉砂利 10000円~20000円 20000円~50000円 3年程度
除草シート+玉砂利 12000円~22000円 30000円~80000円 5年~10年
コンクリート加工   ―――― 50000円~15万円 半永久的

 

・地盤のゆるみ問題

水はけの悪い土地や、建立してから長い時間が経っているお墓、地震があった土地などの場合、雨によって地盤がゆるむ可能性が高いといえます。
これの厄介な点は、「一見すると分かりにくいこともある」という点です。
一気に倒壊してしまった場合も大変なのですが、「雨や時間、地震などによって、少しずつ傾いていく」というケースもあります。しかしこの状態に気づかずに放置しておくと、倒壊などの大きな問題につながります。

梅雨の時期は意識して、

  • 石の継ぎ目がずれていないか
  • 墓石が傾いていないか
  • 墓地のうちのどこか一か所だけに水が溜まっていないか
  • 墓石が沈んでいないか

を確認するようにしてください。

なお、地盤のゆるみなどによる墓石の異常は、水アカ問題や雑草問題とは異なり、「自分で対応できるもの、DIYで対処できるもの」ではありません。墓石は非常に重く、自分たちで直そうとした場合、さらなる大きな事故につながってしまうケースもあります。そのため、上記のような異常を認めたら、必ず墓石業者に連絡して対応をお願いするようにしてください。

梅雨の時期の仏壇のお手入れは「湿気を取り除く」が正解

仏壇は、お墓とは異なり、ずっと家にあるものなのでお手入れはしやすく、異常にも気づきやすいものです。
ここからは、「梅雨の時期の仏壇のお手入れ」について見ていきましょう。

梅雨の時期に警戒すべきは、「湿気」です。湿気が多い状態になると、仏壇は、

  • 金箔部分や塗装部分がくもる
  • 仏具がさびつく
  • カビやシミ、虫が発生しやすくなる
  • 経本が変色する

などの異常が起こりやすくなります。

・金箔部分や塗装部分がくもる

金箔部分や塗装部分のくもりは、乾いた柔らかい布で拭くことで対応が可能です。汚れがひどい場合は、一度水に濡らしてかたく絞った布で拭き、扇風機などで湿気を飛ばすようにします。

・仏具がさびつく

基本的に、仏具は乾いた布で拭いて手入れをします。まめに手入れをしていれば、さびつくことはあまりありません。
ただ、一度さびが発生してしまうと、布だけでとるのは難しいといえます。その場合は、仏具用の研磨剤などを使って磨き上げるとよいでしょう。
もっとも良いのは、仏壇を購入した仏具店に電話をして、「仏具がさびついてしまったので、どのような研磨剤を使えばいいか教えてほしい」と聞くことです。仏具店がわからなくなってしまっている場合は、リン(かね)の底、リン布団と設置する部分などの目立たないところに一度研磨剤をつけて磨いてみて、異常がないかを確かめてからほかの部分を磨くようにします。

・カビやシミ、虫が発生しやすくなる

カビやシミ、虫は、湿気のこもりやすい梅雨の時期によく発生するものです。

これを防ぐためには、

  1. 一日に一度、仏壇の扉を開ける
  2. 晴れている日には、仏壇のある部屋の窓を開け放して風を通す
  3. サーキュレーターや除湿機能を使う
  4. 動かせるようであれば、壁から数センチ離して仏壇を置く

などのようにすればよいでしょう。

また、お花を入れている花立の水は、まめに取り替えるようにします。1日に1回程度替えるのが理想的です。傷んだお花は捨てましょう。
お供えは、「朝に出したら、夕方に下げる」が基本ですが、梅雨の時期は傷みやすいので「朝に出して、昼には下げる」というかたちにしてもよいでしょう。
なお、お菓子類は特にハエなどがたかりやすいため、注意が必要です。ロウソクのロウも虫の好物となることがあるので、まめにとりましょう。

・経本が変色する

経本も湿度の影響を受けやすく、うねったり、変色したりすることがあります。
経本を、机の上もしくは仏壇に直接置いておくという場合は、適宜風をあてて湿気を飛ばします。
引出に片付けている場合は、乾燥剤と一緒に保管しておくのがよいでしょう。また、引出も定期的にすべて開けたり外したりして、風を通すようにします。

上記に合わせて、防虫剤や、ハーブを使った虫よけ袋などをつるしておくとさらに効果的です。

日本は、高温多湿の気候であるうえ、梅雨の時期は特に湿度が高く、さまざまなものが傷みやすくなります。これはお墓や仏壇であっても例外ではありません。
しかし、「お墓も仏壇もダメージを受けるから、定期的に手入れをしなければならない」という意識を持つだけで、トラブルは予防しやすくなりますし、また仮にトラブルが起きても深刻化する前に手を打ちやすくなります。
ご先祖様のために、そして自分たちのためにも、しっかりとお手入れをしていきましょう。

仏壇のお手入れで気をつける3つのポイント

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