【2026年版】お墓参りの作法・マナー完全ガイド|持ち物と宗派別の違いも解説

【2026年版】お墓参りの作法・マナー完全ガイド|持ち物と宗派別の違いも解説

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お盆の時期にお墓参りするというご家庭は、決して少なくはないでしょう。
ここではそんな人のために、

  • 準備するもの
  • 作法の違い
  • 現地での流れ

などについて解説していきます。

なお、お墓参りの作法は、

  • 初盆か
  • それ以外か

によって大きく変わってきます。そのため、それぞれ分けて解説していきます。

事前にしっかり準備を行っておこう

お墓参りをする際に必要なものは、初盆かそれ以外かによって異なります。さらに、喪主か、参列者かによっても変わるので、それぞれ見ていきましょう。
それぞれ、「それを持っていかなければならない人」に〇をつけています。

喪主・初盆 喪主・初盆以外 参列者・初盆 参列者・初盆以外
お花・ろうそく・ライター・供物・線香 × ×
提灯(白) 〇(持参せずに、家に飾るだけの場合もあり) × × ×
提灯(絵柄) × 〇(持参せずに、家に飾るだけの場合もあり) × ×
数珠
袱紗(寒色もしくは紫色)
不祝儀 × ×
御布施 ×  ×
服装 準喪服 準喪服もしくは略喪服、あるいは普段着(※後述) 準喪服・略喪服 略喪服もしくは普段着

上記の一覧表を元に、もう少し詳しく解説していきましょう。

お花・ろうそく・ライター・供物・線香

お花やろうそく、ライターや供物は、喪主側が用意するものです。喪主側から依頼されない限りは、参列者は基本的には用意しなくてよいでしょう。

ただし、手土産的に、仏壇にお供えするものを「供物」として持っていったり、「ご仏前に」と気持ちを示すためにお花を持って行ったりすることはあります。
なお、お墓にお供えした供物は必ずその場で持ち帰ります。虫・鳥による害を防ぐためです。ただしお花はそのままでかまいません。

提灯(白)

白無地の提灯は、初盆のときのみに使われるものです。基本的には家に吊るして使いますが、場合によってはお墓にまで持っていく場合もあります。ただし「提灯を用意して、家に飾る」という風習自体がかなり廃れてきているということもあり、必須ではありません。

提灯(絵柄)

初盆以降の提灯は、絵柄が入ったものを使います。これも「提灯(白)」と同じく、「持って行かないケースも多い」「そもそも家に飾る人も少なくなってきている」という背景があります。

数珠

数珠は、「なくても構わないが、持参するとより丁寧なもの」と考えられています。持っていく数珠は、「故人の宗派に合わせた本式数珠」がもっとも正式ですが、これは「相手の宗派を知っていて、自分の宗派も同じであり、本式数珠を持っていること」が条件となるので、基本的には「どの宗派でも使える略式数珠」でかまいません。

なお、浄土真宗では「仏様が常に見守っていてくださるので、煩悩の数を除くための道具である数珠は必須ではない」と考えられています。ただ、「浄土真宗では絶対に数珠を持って来てはならない」というわけではないので、相手の宗派が分からない場合は、略式数珠を持っていくのが無難でしょう。

袱紗(寒色もしくは紫色)

袱紗は、不祝儀もしくは御布施を入れるために使うものです。弔事に使う袱紗は、寒色系のものを選びます。ちなみに紫色は、慶事も弔事も使えるので、新しく買い求めるのであれば紫色が便利です。
参列者は直接ご僧侶とお布施のやり取りをすることはないので、参列者が袱紗に入れるのは「不祝儀」です。
対して喪主は参列者に対して不祝儀を入れることはないので、喪主が袱紗に入れるのは「御布施」です。

なお袱紗は、「風呂敷タイプのものがもっとも正式で、ポケット式(金封袱紗)は略式である」とされていますが、現在は後者でもほぼ問題はないとされています。

不祝儀

不祝儀の額は、「いつの墓参りか」「法要の有無」「食事の有無」によって異なります。

墓参りのみ 法要あり、食事なし 法要あり、食事有
初盆 5,000円~10,000円 5,000円~30,000円 10,000円~50,000円
初盆以外 3,000円~5,000円 5,000円~30,000円 10,000円~50,000円

※関係性によっても異なる。故人・喪主と近い立場の場合は、上限近くの金額になることもある※
※「簡単な墓参りのみ、法要なし」の場合は、不祝儀を包まなくてもよいケースもある※

御布施

お布施は、ご僧侶などの宗教者を呼んだときに、喪主側がお渡しするものです。

個別に呼ぶ 寺などで合同で行う
初盆 30,000円~50,000円 5,000円~30,000円
初盆以外 10,000円~50,000円 5,000円~20,000円

※「徒歩圏内」「寺で行う」「ご家族が送り迎えをする」以外の場合は、お車代(5,000円~10,000円)が必要※
※ご僧侶が食事をしない場合は、「御膳料(5,000円~10,000円)」を包む※

 

【不祝儀・お布施の表書きと袋の早見表】

水引 表書き
参列者 基本は白無地+水引が無難

ほか、

ハスの花の入ったもの(仏教)

十字架や百合が入ったもの(キリスト教)

黄白の結びきり

黒白の結びきり

双銀の結びきり

まれに青白の結びきり(地域による)

御仏前(仏教)

御玉串料(神道)

御花料(キリスト教)

喪主・御布施 白無地 基本かけない

黒白・双銀の結びきりは許容される

御布施

御礼

御車代 白無地 基本かけない

黒白・双銀の結びきりは許容される

御車代
御膳料 白無地 基本かけない 御膳料

※弔い上げの場合などは、特例として、不祝儀に赤白の結びきりの水引がかけられることがある※

服装

ご家庭によって考え方が異なります。
初盆で法要がある場合は、喪家は準喪服、参列者は準喪服もしくは略喪服とします。
初盆以外でも法要を伴う場合は、喪家側は準喪服もしくは略喪服とし、参列者は略喪服が望ましいでしょう。

しかし法要なしの場合は、両者とも略喪服あるいはダークカラーの普段着で構いません。「亡くなった人の顔を見に行く」という感覚の場合は、Tシャツにジーンズでも失礼にならないこともあります。

【お葬式】「『新盆(初盆)』を迎える方へ|準備すること・しなくていいこと、迷いやすいポイント完全ガイド」

お盆のお墓参り、その流れについて

お盆のお墓参りの流れは、法要のある場合と法要のない場合では異なります。

【法要あり】

  1. 参列者とご僧侶の予定を合わせる
  2. レストランなどの予約をする
  3. 喪家側がお墓の掃除をし、お花や供物などの手配を行う
  4. 当日、仏壇の前で読経
  5. お墓に移動
  6. お墓を軽く全員で掃除をする(しないこともある)
  7. 読経と焼香
  8. レストランに移動
  9. 食事~解散

 

【法要なし】

  1. 喪家側がお墓の掃除をし、お花や供物などの手配を行う
  2. 当日、お墓に移動(前もって家で集合し、仏壇の前で宗教者なしで焼香することもある)
  3. お墓を軽く全員で掃除をする(しないこともある)
  4. 焼香
  5. 解散(食事をすることもある)

法要を伴うお参りを想定している場合は、「必ず参列してほしい人」の予定に合わせて組まれます。そのため、参列を打診される立場になったときには、基本的には参列すべきです。

ただし、「外国に住んでいて、どうしても帰れない」「入院中。退院していたとしても、長距離の移動には耐えられない」という場合は、電話などで事情を早めに伝えて、

  • お供え物
  • 弔電
  • 不祝儀

などを送るようにしましょう。

なお、「自分が本来は喪主となるべきだが、遠方に住んでいるし、親戚ともほとんど付き合いがないので、お盆の法要などはするつもりはない。ただ、お墓が荒れていて困るし、手を合わせたい気持ちはある」という場合は、お墓参り代行サービスなどを検討するとよいでしょう。

初盆(新盆)のやること・準備と流れ完全ガイド|服装や道具も紹介

宗教・宗派別でもお墓参りの仕方は異なる

お墓参りのときには、特に宗教・宗派ごとの違いが見られます。

何を供える? お参りの手順 宗派による違い
仏教 お花、果物、お菓子 手を合わせる、線香を供える 浄土宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗は線香1本

浄土真宗は1本を2分割にする

天台宗・真言宗は手前に1本、奥に2本

※地域などによって異なる場合もある

神道 榊、米、塩、水、線香はない 二礼二拍手一礼
キリスト教 お花。特に白い花、お供え物と線香はない 故人ではなく、神様に祈る。両手を胸の前で組む カトリックは「父と子と精霊の御名において、アーメン」と唱え、十字を切る

プロテスタントは十字を切らない

お盆の墓参りの作法や仕方は、ご家庭ごと・タイミングごと・地域ごと・立場ごと・宗教宗派ごとの違いがあり、とまどうことも多いものです。しかし事前に互助会にご相談いただければ、このような「とまどい」を最小限にすることができます。

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